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子どもとこどく 〜創造性を養うために〜
2005年初版
著者 : エリス・ボールディング
訳者 : 小泉文子
発行者 : 学校法人少友学園
発行所 : 学校法人少友学園
〒310-0024
茨城県水戸市備前町5-36
Tel 029-221-0781
内容のご紹介
〜著者、エリス・ボールディングの言葉より〜
「大人ばかりでなく、子どもも静かな、ひとりでいる時を大切にして誰からもわずらわされない時、自己を発見し創造者と出会い、豊かな生活に導かれる。」
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・本文より
「僕たちが、小さな森のなかで遊んでいるときのことだった。ある理由で、ほかの友だちが遊びに駆けていっているあいだ、僕はねそべっていた。僕はほお杖をついて腹ばいになっていた。そのとき、風がそーっと木々のあいだを通りぬけてゆくのを見た。ああ、自然の静かさは、なんと美しいものだろう。風がそよぎ、鳥がうたい、木々の葉がささやいていても、なお、そのもの音の柔らかく、静かなことといったら・・・・・。
丈たかい草のなかの小径は、くっきりと白く、木々の葉は、いやまさる緑に、空はあおく、それをよぎる白い雲が走っていた。そのとき、あたかも、僕が母なる自然の宮殿のなかで、主と共にあるようにかんじた。」
・訳者「あとがき」より
現代の教育を考えると、できるだけ早く幼いときから知識を与え、訓練をし、可能ならば、大天才を育て上げることがもっとも大切にされているように思われます。又、科学技術だけが人間の幸福をもたらし、勝負に勝つこと、利益をあげることだけに意味があるのだと考えすぎているように思われてなりません。しかし本当の教育の目的は、この世で平凡でも、あたたかな愛のある、誠実でただしい生活・・・幸福な・・・を創造することなのです。この世の生活を『小さな天国』にすることなのです。
このような視点にたつ著者は、子供自身が、はたらきかける神のうながしを感じ、それを味わえる時間を大切に見守りたい、と祈っておられるのです。
・・・中略・・・
子どもを、ひとつの鋳型にはめるのではなく、子どもの中にある賜を啓発させるために、ひとりにしておく時間をとっておくべきであるという卓見は、現在も、これから将来も、子供にも大人にも大切なものでありましょう。
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